2012年09月28日

D800 vs 5D Mark III

飽くまで、厳密な比較撮影をしたわけでは無く、
日常的に両機種を使用しているフォトグラファーの雑感。


ファインダー

完全にD800の勝ち。
ファインダー内水準器、スクリーン上のピントのキレ、共にD800。
流石ニコンである。
ただし、ピン山の掴みやすさと相反する要素だが、D800のファインダーは恐ろしく暗い。
大口径レンズでないと苦しいファインダーだろう。5D3は明るく見やすい。


AF

文句なしに5D3。
D800のAFは信頼できない。特に周辺のAFポイント。
D3やD300もだが、切りたい時に切れない事が多く、シャッターチャンスに弱いのもニコンの特徴か。
開放F8までAF出来るのは良いが、前述の真っ暗なファインダーを考えると実用性は疑問。
見えないファインダーと信頼できないAF、まぁ、出来ないよりマシ程度か。
5D3はF2.8センサーを多く採用しており、精度・速度共に問題ない。
明るい素抜けファインダーも優秀なAFをベースに考えれば納得が行く。
キヤノンの心意気と割り切った思想を感じられる。


液晶

5D3優勢か。
慣れの問題だが、D800の液晶はピント確認し辛い。
撮影画素数に対して液晶の画素数不足か。
機能的にはどちらも問題ない。


画質

画素数の違いを除けば、どちらも実用上問題ない。
多彩な画素数を選べる5D3のRAWは使いやすい。
フル画素しか撮れないD800のRAWは汎用性に欠ける。


動画

画質は5D3か。
AFやAEなどの使い勝手はD800に軍配。
ただし、動画を撮るのに便利な手ぶれ補正レンズを使った場合、
ニコンのVRは動作音が気になる。D800の内蔵マイクが動作音を拾いやすいのかもしれない。
古いレンズばかりなので、最新レンズは解消されているのか解らないが。


ソフトウェア

コストパフォーマンスなど総合的に考えてキヤノン優勢か。
DPPはDLOを搭載して更に出来る様になった。
Caputure NX2やCamera Contorol Pro2など、ニコンのソフトも悪くはないが、
動作のもたつきやインターフェイスなど、失礼ながら何万もするようなソフトではないように思う。
キヤノンは無料ソフトなので、不満はあるがここまで出来れば十分だろう。
RAW撮影できる機種なら、コンデジ(S100など)でも付属する。
ニコンのソフトは、同じ金額を出すならCaputure OneやLightroomを買いたい。


Eye-fi

両機とも対応を謳っているが、5D3の方が安定している。
D800はiPadはだめで、MacbookはOKとか、よくわからない挙動をする。


総合

何かと比較される二機種だが、
方向性が違うカメラなので、そもそも比較するのがナンセンスかも知れない。
スタジオでの高画素撮影や、風景など撮り直しの効く状況でじっくり撮るのが得意な大艦巨砲主義のD800と、
特に得意なシチュエーションは無いが、あらゆるシチュエーションに対応できるオールラウンダーの5D3。
方向性が違い過ぎると個人的には思う。


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posted by 田口 剛 at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | TGC
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